【独学で合格】社会福祉士国試対策 「頻出人物まとめ①」

社会福祉士
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 こんにちは『福祉のクズきち』です。

 昨日(令和3年10月8日)に社会福祉士国家試験の受験申し込みが締め切りとなりました。受験予定の皆さんは、ますます気を引き締めて勉強に励んでいく時期になります。

 今回から『社会福祉士国試対策シリーズ』として、試験の要点やキーワードの解説などをしていきたいと思いますので、受験予定の皆さん、ぜひ参考にして頂けると嬉しいです。

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M.リッチモンド

 アメリカの慈善組織化運動を指導した「ケースワークの母」と言われる人物。

 主な著作…『社会診断』 『ソーシャルケースワークとは何か?』

治療モデルへの影響

 慈善組織協会(COS)友愛訪問を通じて、より専門性のある手法や目標、そして共通の基本的な知識が必要であると考え、応用博愛学校の必要性を提唱した。

「セツルメント」と「慈善組織協会」は、間違えやすいので注意

 リッチモンドが提唱した治療モデルとは、クライエントが置かれている社会環境の条件個人の人格的・心理的側面を調査する社会診断を重視する。

ケースワークとは何か?

 人を「社会的諸関係の総体」としてとらえ、人と社会環境の関係性を意識的に調整していくことによって、クライエントのパーソナリティの発達を図るものとした。

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B.ソロモン

 アメリカにおけるソーシャルワークを実践に貢献した。

 主な著作…『黒人のエンパワメント』

エンパワメントの概念

 1960年代以降のアメリカでの公民権運動フェミニズム運動などの運動の中で、差別や迫害を受けてきた人々の抵抗運動として提起されたのが、エンパワメントの概念である。

 今でこそ多様性が認められる時代になりつつあるが、高齢者や貧困、同性愛者など社会的マイノリティの人々に対しての援助の実践が、ソーシャルワークにおけるエンパワメントの考え方

 エンパワメントとは、クライエントが差別的な待遇などにより、本来活用できるはずの社会資源を活用できない状態に陥っている時に、ソーシャルワーカーがクライエントとともに、その状態を改善していくためのプロセスである。

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ベヴァリッジ

 イギリスの経済学者である。

 主な著作…『失業論』 『自由社会における完全雇用』

ベヴァリッジ報告

 第二次世界大戦中に「社会保険と関連制度に関する委員会」が設立され、1942年に「ベヴァリッジ報告」(社会保険および関連サービス)を発表。第二次世界大戦後の福祉国家のあり方について定め、ベヴァリッジ報告に沿って法律が制定された。

1945年 家族手当法

1946年 国民保健サービス法 国民保険法

1948年 国民扶助法 児童法

「ゆりかごから墓場まで」で有名。その後の各国の福祉政策に大きな影響を与えた

 国民扶助法の成立により、ウェッブ夫妻が提唱したナショナル・ミニマムの保障原則が国民に適用された。

ウェッブ夫妻

 シドニーウェッブとビアトリスウェッブ。社会学者

 主な著作…『産業民主制論』

ナショナルミニマム

 1897年の著書『産業民主制論』で提唱された概念。

 ナショナルミニマム…国家が国民に対して最低限度の生活を保障すること。国家の公的責任を具体的に表現したものであり、後の福祉国家のあり方の根幹となる理念。

ベヴァリッジ報告の基本理念となっているのが、ナショナルミニマムの概念

フェビアン協会

 1884年、イギリスで創設された社会主義組織。産業の固有化を通じて、現存の国家を福祉国家へと転換しようとした。(フェビアン主義

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