こんにちは『福祉のクズきち』です。
今回は、最速で社会福祉士国家試験に合格する独学勉強法の紹介です。

11月に入り、本格的に勉強を開始するべき時期になってきました。私自身、本気で取り組み始めたのは、ちょうどこの時期になります。
この時期から、合格まで実力を上げていくには、効率的な勉強が必要になります。最初に勉強方法についてご紹介しておくと…
という方法になります。
私は、大学4年生のこの時期に、まだ就職の内定を頂いておらず、11月に就職試験を受けました。
その時の面接で、理事長に言われた言葉が…
「当然、君は社会福祉士に合格するんだよね。」
まさか「難しいです。」と言えるわけもなく、「合格します。」と答えましたが、内心は自分の勉強量に自信がなく、模擬試験の結果も60~70点という結果で、非常に焦っていました。

この時期に、ある程度手ごたえを感じていないと焦りと諦めから、勉強をやめてしまう人がいます。
諦めてしまう理由としては、圧倒的な量を前に、勉強するモチベーションが下がってしまうからです。
1)人体の構造と機能及び疾病 2)心理学理論と心理的支援 3)社会理論と社会システム 4)現代社会と福祉 5)地域福祉の理論と方法 6)福祉行財政と福祉計画 7)社会保障 8)障害者に対する支援と障害者自立支援制度 9)低所得者に対する支援と生活保護制度 10)保健医療サービス 11)権利擁護と成年後見制度 12)社会調査の基礎 13)相談援助の基盤と専門職 14)相談援助の理論と方法 15)福祉サービスの組織と経営 16)高齢者に対する支援と介護保険制度 17)児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 18)就労支援サービス、更生保護制度
このように受験科目は、全18科目群と膨大です。諦めたくなる気持ち分かります。
テキストにすると…こんな感じ↓

読む気なんか起きないですよね。だからこそ、超効率的な勉強が必要なんです。
私も、勉強を始めた頃は半信半疑でした。
教科書を読まない、ノートも作らない。
でも時間もなかったため、ひたすら問題に取り組む毎日でした。しかし…結果的に、
今、なかなか勉強が進んでいなくても、3か月あれば十分合格点に持っていくことができます。だから、諦めてほしくないんです。
それでは、勉強法についてもう少し詳しく解説していきます。
やってはいけない勉強法

時間的に考えて、テキストを読むことやノートを作ることは効率が悪すぎるので、やらない方が良いです。
参考書も読んで理解している時間はもったいないので、問題に触れながら学んでいくことがお勧めです。
最速勉強法 1か月目
最初の1か月目は、徹底的に問題にふれる機会を作ります。
ここでは中央法規の一問一答2冊を使用します。
『社会福祉士国家試験 過去問一問一答+α(共通科目)』
『社会福祉士国家試験 過去問一問一答+α(専門科目)』
この2冊を使用します。
第24回~第33回の10年分の過去問の中から厳選された問題を掲載しています。この本の良いところは、非常にテンポよく多くの問題に触れることができるところです。
これを1科目あたり、毎日20問ずつ解きまくります。1か月続ければ、1科目600問です。
そして…
①~③のように分類していきます。
実際の試験では、曖昧な知識は迷いを生みます。
「知っている」と「解ける」は違います。1か月目は、この分類①の数を増やしていくことに力を注ぎます。
分類②と③に関しては、翌日もノルマの20問にプラスして解きます。
①の分類になるまで繰り返します。これで、圧倒的な問題量をこなすことができます。
この二つのメリットを生かしつつ、1か月目に取り組みましょう。
最速勉強法 2か月目
1か月目の勉強により、問題数をこなしたことで、問題文に対する嫌悪感は消失しています。
2か月目は、実際の試験問題にチャレンジしていきましょう。
『社会福祉士国家試験 過去問解説集』を使用します。
問題文の下に解説があり、分かりやすい構成になっています。解説も丁寧です。
試験を通して解答してみましょう。150問という問題数は、集中力を保つのが難しいと思います。2か月目は、1度に多くの問題をこなすことで、実際の試験に慣れていきつつ、間違わない問題を増やしていきましょう。
実際の試験の中には、難問・奇問が存在しますので、全部完璧に解くことは難しいですが、当たり前に解ける問題を当たり前に解けるようになることが重要ですので、難問・奇問は無視しましょう。
この2つに力を注いでいきましょう。間違えた問題は、解説をよく読み「知っている」から「解ける」状態に持っていきましょう。
この2か月目で、過去問70点~80点に届いている事が目安です。
最速勉強法 3か月目
3か月目は、1、2か月目で②と③に分類された問題を徹底的に潰していきます。
ここで新たに何かを買う必要はありませんが、もし問題に慣れ過ぎて、少し余裕があるのであればこの2冊を活用しましょう。
試験問題に出る正しい文の内容が、科目ごと分野ごとに並べられています。
私は、科目ごとに切って使用していました。持ち運びに便利で、これと決めた科目に集中的に取り組めるからです。
最後の追い込みでも、「間違わない問題」を増やしていきましょう。ここまでやってくると、過去問の問題すら覚えてしまっているレベルにきています。
過去問をほぼ間違わないようになっていることが目安です。
勉強を続けるコツは、早めに習慣化すること

勉強を始めたての頃は、勉強をすること自体に苦痛を感じてしまいます。これは、誰もが通る道だと思います。いろいろな誘惑、体調、予定がある中で、毎日勉強に気持ちを向けるのはなかなか難しいと思います。
逆に、勉強を習慣化さえしてしまえば、その後の勉強効率は飛躍的に上がっていきます。勉強を習慣化するまでが勝負です。
勉強のコツ 習慣化するための考え方① やる気・モチベに頼らない

人は、一度は「自分を変えたい」と決意したことがあると思います。「自分はできる」「強い意志があれば」と自分を意識づけ、やればできるという理想の自分を描き出します。この時が一番心地よく、楽しい時間です。
では、実際に「自分を変える」ことができたか考えてみて下さい。おそらく多くの人が途中で挫折したのではないかと思います。
自分の「意思」「やる気」「モチベーション」というのは、全く役に立たないものです。そういうものに頼っていては、いつまでも勉強を習慣化することはできません。
まずは、その事実を自覚しましょう。
勉強のコツ 習慣化するための考え方② できない時の自分を分析する

自分ができなかった時、行動できなかった時、自分の心理状態や周りの環境、体調はどんな状態だったでしょうか?
この時の状態が把握できていれば、それに対して対応をする方法を考える事ができます。
できなかった時、行動できなかった時の自分の状況を記録しておく事をオススメします。
勉強のコツ 習慣化するための考え方③ 勉強する仲間を作る

共に成長する仲間を作りましょう。リアルな仲間に限らず、SNSを通じた仲間でも大丈夫です。社会福祉士国家試験の合否は、順位で決まるわけではありません。
仲間の中で切磋琢磨することで、勉強を続ける環境を作ることができます。仲間を頼ることも必要です。
勉強のコツ 習慣化するための考え方④ 勉強しなかった先の未来を想像する

勉強をしなかった場合の未来を想像してみましょう。
私は、就職の面接で「社会福祉士に合格して入職することを約束させられました」。
合格しなくても入職できたと思いますが、このプレッシャーが自分を大きく突き動かしました。
「もし合格できなかったら、どんな目で見られるんだろう」「自分は出来ない人間だと認めてしまうのではないか」
不合格だった場合の自分を想像し、残りの3か月死ぬ気で勉強しました。勉強しなかった場合の後悔・失望、そんな未来より、明るい未来を掴み取りたいですよね。
もちろん合格した場合の自分を想像するのも全然アリです。
最速勉強法の注意点
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
今回の最速勉強法は、継続すれば必ず合格できます。しかし、独学だからこその注意点もありますので、紹介しておきます。
最速勉強法の注意点① 自分との闘い

独学は、とにかく自分との闘いです。最速勉強法は、合格するためのノウハウではありますが、ノウハウを知ったところで、それを実行しなければ意味がありません。
重要なのは、あなたが行動するのか、しないのかです。
世の中には、社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法が溢れています。どの勉強法も、行動すれば合格につながる可能性があります。
では、なぜ合格率が毎年30%弱なのか?
一部の勉強時間を確保しにくい社会人などを除いて、圧倒的に行動していない人が多いからです。
社会福祉士に合格したい気持ちがあるのであれば、今日から行動(勉強)しましょう。
最速勉強法の注意点② あれこれと手を出さない

受験勉強をしていると、まわりの雑音が入ってきます。
予備校に通った方がいい、この参考書が使いやすい、こんな勉強法がある…
などです。しかし、あれこれ手を出すことは得策ではありません。いろんな事に手を回す時間がもったいないからです。自分の決めた勉強法を続けていくことが、合格への近道です。
周囲の声に流されずに取り組みましょう。
社会福祉士国家試験は、勉強すれば必ず合格できます。しかし、多くの人が、その膨大な試験範囲と自分の「やる気」や「モチベーション」に頼った勉強により、途中で諦めてしまっています。
行動すれば、必ず結果はついてきます。試験日は、着々と迫ってきますので、ぜひ今日から勉強を開始してください。
皆さんと、社会福祉士として一緒に活躍できる日を楽しみにしています。