こんにちは、「福祉のクズきち」です。
今、この記事を見て下さっている方は、もしかしたら介護の仕事にコンプレックスを持ってませんか?
お気持ち凄く分かります。私も介護の仕事をしてて、そういう想いをしてきました。
✅友人の結婚式で、給与の話になり「それでよくやっていけるね⁈」と言われた
✅事件の報道が流れた時、容疑者が介護士というだけで「やっぱり…」と言われた
✅人手が不足していると話したら、「誰でもできるのにね」と言われた
✅県内有名進学校を卒業したのに、高卒の新人と同じ仕事をしている

他にもいろいろと我慢できないようなことを言われてきました。
そして、その度に自分の仕事に対する自信ややりがいを感じられない日々がありました。
今回、この記事を見て下さっている方もきっとそういう想いをされてきたのだと思います。
でも今は、この介護・福祉という仕事に自信と誇りを持って仕事をしています。
今回の記事は、「介護の仕事にコンプレックスを持っている」、「介護の仕事に自信を持ちたい」と感じている人向けに、「介護の仕事のすばらしさ」についてお伝えしていきます。
一緒に介護の未来を作り上げていきたい、そんな方は最後まで読んで頂けると嬉しいです。
介護職員は底辺職種か?マイナスイメージはどこから
高齢者の生活を支え、最期の時まで過ごすことお手伝いする介護の仕事。

しかし介護の仕事は、どちらかというとネガティブなイメージがつきやすいのかなと思います。
よく言われるのが「3K」ですね。皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
- きつい
- 汚い
- 危険
最近では、より盛り上がりを見せ「給与が安い」「くさい」で5K。
さらで「休暇なし」「暗い」「婚期遅れる」も加えて8Kなんてこともwww
どんだけディスれば気が済むんじゃい!って思いますよね。
介護職員自らマイナスイメージを作ってないか
でもちょっと待ってください。これって自分たちもそう思ってることってありませんか?毎日忙しく働いてる中で…
「こんなに働いてるのに、それに見合った給与じゃないよな。」
「今日何人排泄回ればいいんだよ…あっ便が漏れている。勘弁して。」
周りが思っている以上に自分たちがそう意識してしまっているかもしれませんね。
施設見学者や実習生などは、職員の細かい言動まで意外とよく見ているんですよね。私は実習受け入れ窓口という立場で、そういった方々に敢えて施設や職員の印象を聞くようにしています。
意外とネガティブな会話や力のない表情を見られていたりしますよ。
事件やニュースの報道
虐待事件があると介護士のイメージにかなり影響されます。インパクトが強い分、世間の印象にも残りやすいです。虐待事件は、容疑者本人の人格などの他に、介護士への負のイメージもついてまわります。

それが介護士という仕事のイメージを下げている要因です。
また、ニュースなどでわざわざ「容疑者は介護福祉士の○○」と教えてくれます。「教師」や「警察官」と一緒ですね。でも、私たちの多くは公務員ではありません。であれば、「会社員」でいいじゃないかなと思います。そもそも「介護福祉士」は職業じゃなくて資格ですけどねwww
誰でもできると思われている
自分にできない事をスマートに出来る人って「かっこいい」と思いますよね。
「弁護士」や「医師」、「スポーツ選手」など自分が手が届かないような成功を収めている人に、人は憧れを持ちます。

しかし、誰でもできるような仕事に対しては誰も興味も持たないし、見下すような態度をとる人だっています。
では介護の仕事はどうかというと、やはり「誰でもできる仕事」というイメージを持っている人のほうが多いようです。
実際はどうかというと、半分ホントで半分ウソです。介護の仕事は、排せつや食事介助など、ご自宅で実際に介護しているご家族が、当たり前に行っている事です。
しかし、きちんと資格を持っていろいろな事に取り組んで仕事をしているのも介護なんです。
介護に限らず、福祉の世界は当事者にならないとなかなか見えにくい世界です。
世間に十分に認知されないのは、私たち自身にも責任があるかもしれません。
でも、毎日一生懸命ご利用者のために働いている職員の姿やすばらしさにもっと気づいてほしいと思っています。
介護の仕事のすばらしさをもっと伝えていかなければならないと思います。
介護の仕事のすばらしさ

介護に従事している人もこれから介護を目指す人も介護の仕事に自信と憧れを持ってほしい。
そのためには、今働いている私たちがそれを示していく必要があります。だから自信を持って働いてほしい…なぜなら
✅絶対に必要な仕事だから
✅人の人生と幸せにつながる仕事だから
✅人としての成長につながるから
これを意識して、日々の仕事に取り組んでもらいたいです。
介護は絶対に必要な仕事
人間は、誰もが年を重ね、身体機能が低下し、介護が必要な日が来る瞬間があります。介護は、そういった人とその家族を支える重要な仕事です。
もし介護という仕事がなかったらどうなりますか?
全部家族やその周囲の人たちで行わなければなりません。それって結構大変なんです。
仕事しながら、育児しながら、夜も眠れずに介護する…簡単な事ではないんですね。介護ストレスが溜まれば家族が壊れてしまう可能性だってあるんです。

これは忘れないでいてほしいですね。
ご利用者やご家族からの「ありがとう」の気持ちは、私たちの原動力ですね。
人生の最期に関わる仕事
介護現場では「看取り介護」というものがあります。
文字通り、人生の最期に関わらせて頂く介護です。このような仕事は、他では経験できません。

ご利用者だけでなく、ご家族や職員が「良い最期を迎えられた」と思えるように、気持ちに寄り添い、共感し、その方のためにできる事を考える。すばらしい仕事だと思います。
人として大きく成長できる
介護の仕事は人と人との関わりが基本です。様々な価値観・考え方がある中で、他の専門職種や事業所、ご家族等と相談しながら、ご利用者の意思を尊重したケアを実践していきます。
必然的に介護に関する知識だけでなく、「人となり」や「接遇」などについて学び、身に付いていきます。
介護職員の皆さんは、本当に優しいです。思いやりがあり、いろいろな事に配慮する事もできます。これは、介護という仕事で身に付いていくものであると思います。
最期に
ここまで介護の仕事のすばらしさについて解説してきました。
介護の仕事は、まだまだ世間に十分認知されているとは言い難いのが現状です。
しかし、介護の仕事は『絶対に必要な仕事であり、ご利用者や家族を幸せにし、自分自身を大きく成長させることができる』すばらしい仕事です。
ぜひ、このことを意識して自信を持って日々の仕事に勤めてもらいたいと思います。